愛の本 (ちくま文庫)

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本棚登録 : 121
レビュー : 11
著者 :
なつめさん 社会   読み終わった 

『友だち幻想』が面白かったけれど中高生向けだったので、こちらは大人向けかな?と期待して読んでみたけれども、こちらも中高生向けだった。中年だって幸福について考えるのに、なんだかちょうどよい本にアクセスできていない。ただこの本自体は菅野さんの考える幸せがわかりやすく書かれていて良書。愛の本というよりは幸福の設計の本だったけれども。

何かと気持ちがしんどい人は自我理想が高いということが書かれているのだけれど、確かにしんどそうな人は高みを目指していることが多い気がする。がんばるのに疲れてしまった人は読んでみては、と思う。

人間100%分かり合えることはないとか、努力すればどうにかなる物事ばかりではないとか、ほんとうにそのとおりなのだけれど、人生の早い段階で、投げやりにならない程度に程よく知るのはなかなか難しい。しかしそういうことが腹落ちしてから見える世界にはそれまでとは別の美しさがあるので、別に夢破れたからって絶望することはないのだ。夢が破れた自分は何をすると楽しいのか、ひとつひとつ試していけばよいし、そうしなければならないのだと思う。

レビュー投稿日
2019年5月6日
読了日
2019年5月5日
本棚登録日
2019年5月6日
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