40年周期で起こる日本のリスクマネジメントの失敗という問題は妙に刺さる。そして対策が先送りされた結果の人口減少、債務の累積は、もう手遅れなのか。

2023年8月20日

読書状況 読み終わった [2023年8月20日]

読むべしといった書評を目にしたことをきっかけに、電子版で読み始めた。戦後のGHQ占領下での文部省による「民主主義」ということで、薄いパンフレットのような書き物と思ったら、民主主義とはなんぞやから延々と話は続く。400ページを超える書物であった。明治初期から民主主義の考え方がだんだんひろがりつつあったのに、いつのまにか軍国主義に染まって日本滅亡の一歩手前までいってしまったことの無念さがある一方で、戦後の復興に民主主義にかける熱い思いが文章のいたるところに出てくる。全体として、論理だった記述で、例を挙げて説明を尽くしており、民主主義を学ぶ上での良書と思う。

2022年11月3日

読書状況 読み終わった [2022年11月3日]
カテゴリ 社会・政治

マンスキーの意思決定理論で、不確実さのある状況下での意思決定手法としてミニマックス・リグレット基準を学んだけれど、この本で後悔と意思決定の関係をさらに掘り下げることができた。著者の赤裸々な体験談はむむむ。


2022年5月27日

読書状況 読み終わった [2022年5月27日]

ニクソンショックからの50年の経済社会の変化、課題、教訓を克明に示されており、面白く読んだ。未来を考えるための学びとなる力作と思う。

2021年11月27日

読書状況 読み終わった [2021年11月27日]
カテゴリ 社会・政治

名著だと思う。2つの倫理体系の存在は、ニーアル ファーガソンの「スクエア・アンド・タワー」にも通じる話だし、様々な実例を元に議論が示される。日本もいろいろと引き合いに出されるが、約20年前の著作のためか、中国の話がほとんどない。でも、やっぱり名著だと思う。

2021年8月5日

読書状況 読み終わった [2021年8月5日]
カテゴリ 社会・政治

限られた情報しかない、不確実な状況で意思決定する際に、どのようなデータ分析をすればよいのか、といった疑問について大いに参考となる。背景、理論、事例で構成されている点も役に立つ。

2021年6月4日

読書状況 読み終わった [2021年6月4日]

面白くよんだ。読みやすい構成と思う。キッシンジャーの陰謀から児玉ルートへと話は白熱していく。あの頃の時代がよみがえる。巨悪によって現代日本が形作られているわけだな。角栄は巨悪でもなく、単に利権にまみれて葬られてしまった。

2021年3月20日

読書状況 読み終わった [2021年3月20日]

アメリカではレーガン政権の時に、規制影響評価が大統領令で求められるようになったが、その実際の取り組み、考え方について詳細に説明が行われており、極めて参考になる。費用便益評価、カタストロフィックリスクについては特に興味深く読ませていただいた。誤字が多いことに驚いたが、内容が面白いので気にならない。類書はないと思う。

2021年1月17日

新型コロナウイルスに関するわかりやすい解説で大変参考になります。参考資料や図表が理解の助けになります。紹介されていたグーグルの感染予測を見てみると東京都は1月21日まで増加し、その後減少し2月に入ると1500人ぐらいで推移しています。16日は4000人を超える予測だったけど、実際には2000人を下回っていたので、予測は更新されていくのでしょう。

2021年1月16日

読書状況 読み終わった [2021年1月16日]
カテゴリ 科学技術

副題は「生命、都市、経済をめぐる普遍的法則」とあるが、まさにこのような壮大な内容を扱っており、読みごたえがある。研究成果に基づくものであり説得力がある。いろいろと参考になる。キーワードは、複雑系、べき乗則、スケーリング則、ネットワーク、イノベーションなどである。人間、都市、企業などの成長、死について深く考察している。これらを統一理論でもって解明しようというわけで野心的である。著者は、理論とモデルの構築、検証、改善という科学的取り組みを基本としており信頼できる。とはいっても、訳者も言及しているけれど、ところどころ引っかかるところはあった。2011年福島地震のマグニチュード6.6とはなんだろう。

2021年1月4日

読書状況 読み終わった [2021年1月4日]

フィクションといわれても、同時代人にとっては、あぁーあれね、あの人ね、てな感じで記憶をくすぐられる。面白くて一気に読んでしまった。

2020年12月27日

読書状況 読み終わった [2020年12月27日]

1980年代後半、冷戦終結、ベルリンの壁崩壊、ドイツ統一、それまで当たり前の世界と思っていたものが次々と変わっていった。ゴルバチョフの果たした役割は相当大きい。レーガン、ブッシュ、コール、ミッテラン、アンドレオッティらの西側のリーダたちとの対話の記録を自身の引用により示しながら、どのように考えて行動したかを振り返る。面白い。一気に読み終えた。ソ連の大統領に就任して間もなく、保守派のクーデタ、エリツェンの裏切りによってソ連の崩壊を招いてしまう。エリツェンの裏切りがなくてもソ連の崩壊は歴史の必然のようにも思えるが、ゴルバチョフにとって民主化されたソ連が到達点、理想だったようだ。ゴルバチョフは平和を軸に西側と対話を行い核兵器削減で成果を上げたわけだけど、トランプ政権になってアメリカが削減条約から抜けてしまった。あのころ、未来を見据えた東西の対話は偉大だったと思う。

2020年10月3日

読書状況 読み終わった [2020年10月3日]
カテゴリ 社会・政治

面白く読んだ。ロックを長年聴いてきたが、知らんアルバムが結構ある。それにしてもクリムゾンは?

2019年8月25日

読書状況 読み終わった [2019年8月25日]
カテゴリ ROCK

面白く読みました。名古屋から東京に出てしまってから、久しぶりに地元を散策して大曽根アーケードがなくなっていた時の驚きを思い出した。街の変貌ぶりがすごい。歩道を歩いていると自転車が猛スピードで行き交うのに、身の危険を感じる。街を散策をしていても結局地下にもぐってしまう。などなど、日ごろから否定的なことを挙げれば数多く出てきます。それでも名古屋は好きです。この本には、そんな名古屋の未来のことが書かれているのかと思ったら、何もなかったのが残念。

2019年7月15日

読書状況 読み終わった [2019年7月15日]
カテゴリ エッセイ・随筆

溢れ出てくる旋律を疾走感に浸りながら楽しめる。荒々しい感じもあるけど心地よい。タイプは違うけれど、ストーンアライアンスにはまった時を思いだす。

読書状況 いま聴いてる
カテゴリ JAZZ

タイトルから奇想天外な内容かと思っていたが違った。リアリティのある物語であった。読んでいて、展開はある程度、予想できるが、なんでこうなるんだ!、えぇ!などと、心を締め付けられながら一気に読み終わった。悲しく残酷なテーマだが、アメリカらしくもあり、面白い小説だ。

2017年12月31日

読書状況 読み終わった [2017年12月31日]
カテゴリ 小説

ヨーロッパとロシアを舞台とした未来小説ということになるのかな。巨人、小人、頭が獣の人、ケンタロウス、空を飛ぶマシンなど、いろいろと出てきて、奇想天外です。幸福な気持ちになったり、能力以上の力が発揮できるようになるため、大工さんにあたまに釘を打ち込んでもらうなんぞ、どうかしている。恐ろしい発想力だ。面白く読んだ。章ごとに文体が違っていて、これも面白い。句読点のない章がいくつかあったが、不思議と違和感なく読めるもんだ。原文ではどうなってんだ。

2017年12月23日

読書状況 読み終わった [2017年12月23日]
カテゴリ 物語

待ちに待ったRoger Watersの新作をいままさに聴いているところ。

読書状況 いま聴いてる
カテゴリ ROCK

ロジャー・ウォータースのライブで素晴らしいギタープレイを披露していたので注目していたところ、ソロアルバムをリリースしていました。当たりアルバムです。バンドの構成は、基本4名で、リードギター&ボーカル、サイドキターorキーボード、ベース、ドラムです。演奏はもちろんいいけど、ドイルのボーカルは、うまい!1曲、ノラ・ジョーンズが参加しています。

2017年5月29日

読書状況 聴き終わった [2017年5月29日]
カテゴリ ROCK

長年の経験からの予測手法は説得力があります。予測の手順や正確な予測を行う上での姿勢などが示されていて、大変参考になります。このような研究は日本では行われているのだろうか。

2016年12月10日

読書状況 読み終わった [2016年12月10日]
カテゴリ 仕事術

サードウェーブだって?なにをいまさらトフラー、と思ったら、トフラーが示した第三の波である情報社会を実際に切り開いた著者がインターネット社会の第三の波について熱く語っている本であった。タイトルは、トフラーへのオマージュであった。インターネット社会の第三の波とは、Internet of Thingsを拡張したInternet of Everythingsの到来のことで、それが実現された社会、その実現に向けた戦略について、著者は熱く、力強く語っている。そういえば、「ユーガットメール」に心踊らされたな。臨場感があって面白い。アメリカ社会の仕組みも垣間見ることができる。

2016年9月25日

読書状況 読み終わった [2016年9月25日]
カテゴリ ビジネス

バン・モリソンのこのアルバムは、ロックのライブアルバムとして個人的にNo.1じゃないかと思っている。どの曲がというより、アルバム全体を通しで大音量で聴いてライブに浸るのが良い。

読書状況 いま聴いてる
カテゴリ ROCK

面白く読めた。ビットコインのことを、仕組みを理解せずに誤解していたが、かなり理解できた。

2016年9月20日

読書状況 読み終わった [2016年9月20日]

未来社会を論じた本は興味を持っていくつか読んできたが、最近読んだ中では、説得力があり、取り上げられているテーマも、一番面白かった。

2016年9月15日

読書状況 読み終わった [2016年9月15日]
カテゴリ 社会・政治
ツイートする