Feynman Lectures On Physics (3 Volume Set)

  • Pearson P T R (1970年6月1日発売)
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感想 : 2
5

文句なしの物理学の歴史的名著。

詳しいことはまた追記するとして、中でも盛り上がった場所を書いておく。
それは、「電磁気学」(Volume 2, 日本語訳では3巻)で、Maxell 方程式を
組み立てた後、four-vector でシンプルに書き下すところ。
あそこを読んだ時は、ゾクッとした。

あと、1巻で、運動方程式を積分するのではなくて、物理的考察だけで
運動量保存則を導き出すところも上手いし、変分原理から一般(!)相対性理論の
精神を説明してしまうところも美しい。
Volume 3(日本語版 5巻)では、spin 1/2の系が延々と続いてウンザリするかもしれないが、
その重要性が後で分かるところも見どころだ。

私は、大学2年の夏にこれを読んだ。初めは日本語で、慣れてきたら英語で。
当時、全部理解したわけではない。後になって読み返して、分かったこともたくさんある。
今でも時々読むし、そのたびに発見があったり、ニヤリとさせられる。
いい教科書とは、こういう本のことを言うのだ。

あと、線形代数学アレルギーの人には、Volume 3 を前半だけでよいから読んでほしい。
(あるいは、Volume I (日本語 2巻)の重ね合わせの原理のあたりでもよい)
線形代数学の「意味」が分かると思う。

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カテゴリ: 物理学
感想投稿日 : 2009年7月20日
本棚登録日 : 2009年7月20日

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