兼好法師なのか吉田兼好なのか、はたまた卜部兼好なのか、中学生のときから、わかったつもりになってスルーしていた問題であって、今頃このようなテーマが研究書になるのかと驚いた。あらためて、わかったつもりになってそのままになっている問題は多くあるのだなと実感した。私にとっては中世の時代じたいがあまり頭に入っていない。思えば勉強もそんなにしてこなかった気がする。この当時のお坊さんのあり方(俗世を離れて仏道修行に励むというお坊さん像だったが、出家した名前は歌集に載るということで出家する人たちの存在)には驚きである。

読書状況 読み終わった

読書状況 読み終わった [2017年4月14日]

要は、小説は現実を描いていないし、そう感じるのは錯覚である、ということ。これは、現在の国語教育にも通じている。誰の作品が重要な文学として教材になるかという問題も、その時代によって作り出された象徴でしかないことがあり得るから、ただ「鷗外が消えた。漱石が消えた」と騒ぐのは当たらない批判であるということだろう。(ちなみに、石原千秋は、鷗外も漱石も消えておらず、メディアが一部のみ切り取って騒いでいるだけ、と言っていた。)そして、従来の国語の授業では、小説からその時代やあるいは作者の生きていた時代や歴史がわかると考えていること(これは歴史研究者が文学を扱う手法)、また、小説から作者の思い、つまり、なぜこの作品を書いたと思うかという答えがわかると考えていること、これらも大きな錯覚であり、この本の内容はそうした国語教育のあり方に通じている。
この本の中に挙げられる多くの引用がとても役に立つ。こういう資料を調べる作業は本当に大変だと思う。ありがたい。

2017年12月8日

読書状況 読み終わった [2017年12月8日]
読書状況 読み終わった [2017年8月25日]

ひらがなの誕生を、藤原氏の政治的な動きの中で歴史とともにまとめてくれたのが良い。ただし、古今集と新撰万葉集、東風吹かばの歌の解釈は、わたしと違う。著者は、ひらがなを、日本人の心を表すものとして捉えているため、そのような展開になるのだろう。しかし、あくまでも道真は漢詩の人とわたしは捉えたい。

2016年6月23日

読書状況 読み終わった [2016年6月23日]

三島由紀夫の『豊饒の海』を読んだ後、唯識思想を理解するために読みました。入門として知るべきことはすべてわかった気になれました。あとは、「暁の寺」の中の三島による唯識を読み直せば良いのではないか。真に理解できているのかはまったくわからないが、認識によって世界を把握するということがわかりやすく解説されている。良書。

2018年2月8日

読書状況 読み終わった [2018年2月8日]

わかりやすい。概略概観の本は何度挑戦しても、お目当の哲学者にたどり着く前に挫折してしまっていたのだが、これは読みやすくポイントを押さえながら、変遷を辿れるようになっていたので、素人なりに森を見ることができた。そして、気になる人はこれだな、とお目当を確認することもでき、新たな本へ進むことができた。その意味で入門書として価値のある本だと言える。

2017年6月21日

読書状況 読み終わった [2017年6月21日]

文学と小説はやっぱり違うと思う。文学になるためには、少なくとも50年は必要。できれば作者が亡くなってから。まだ作品が新しいうちは、いろんな人たちの主観が混じり合うので、正当な評価ができない。落ち着いて評価できるようになるには、上記くらいの年数が必要だと思った。売れていること、は文学であるかの評価をするには当たらない基準。

2016年12月9日

読書状況 読み終わった [2016年12月9日]
読書状況 読みたい

読書状況 読み終わった [2017年2月1日]

歴史は勝者側が作る、という見解がよい。

2015年2月4日

読書状況 読み終わった [2015年2月4日]
読書状況 積読

読書状況 読み終わった [2015年1月12日]

有名な漢詩についてきちんとおさえてあり、すべてにピンインがあるため、音読も楽しめる!
読めない人のために、ホームページから音声を聴けるらしい。
そして、解説がまた詳しい!嫌になるくらい詳しいわけではなく、しかし入門段階にとどまるような、学校の参考書というレベルは超えている。押韻の説明が役に立った。
ありがたや。

音読してみると、独特なリズム感や音の雰囲気を味わえる。書き下しを読んで味わうのももちろん良いが、これはこれで面白さがある。酒を飲みながら音読したい。

読書状況 積読

上野氏の著作を初めて読んだが、とても読みやすい。阿倍仲麻呂についてわかることとわからないこととを分けながら、しかし当時の状況がイメージしやすく、どんな人生だったか夢見られるようになっている。何度も読みたくなる本。

2017年5月11日

読書状況 読み終わった [2017年5月11日]

御堂と権記と小右記の併読ができることが利点。でも、実資の言葉で道長を考えるしかない箇所については、まだうなづき得ない。自分で道長像を再考するための材料にするには、この本と倉本さんの研究はありがたい。

2013年8月10日

読書状況 読み終わった [2013年8月10日]
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わかりやすく、最初に書かれているところが明快で的確な情報で詰まっていてよい。

2013年12月7日

読書状況 読み終わった [2013年12月7日]

読書状況 読み終わった [2013年12月7日]
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