ウィリアム・ハーヴィ 血液はからだを循環する (オックスフォード 科学の肖像)

  • 大月書店 (2008年9月22日発売)
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感想 : 3

図書館本。

血液が身体を循環しているということを発見し提唱した人物。

血液は肝臓で作られ、肺から精気を取り入れ、精気を血液で運び、要所で精気エネルギーとして血液は消費される。とされてきた元来の理論を覆した人です。
とうぜん真っ向から否定されたわけですが

というハーヴィの伝記でございまして、
大変面白く読めました。

患部は悪い血があつまってるから患部を切って血を出して熱を下げるとか。今考えるとありえないことを当時の人たちは正しいと思ってやってたわけだ。
けれど、諸所諸説を現代に当てはめてみたってそう変わらないのではなかと。
そう、世の中は今日まで正しかったことが明日も正しいとは限らないのですよ。

良本です。
このオックスフォード科学の肖像シリーズ良いわ。
まだ二冊しか読んでないけれど、三冊目も面白いとは限りませんがね。

お後がよろしいようで。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 借り本
感想投稿日 : 2012年3月2日
読了日 : 2012年3月2日
本棚登録日 : 2012年3月2日

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