「裸のサル」の幸福論 (新潮新書)

  • 新潮社 (2005年4月15日発売)
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本棚登録 : 119
感想 : 18
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動物行動学の権威の、人間の幸福の”動物的背景”について論じた一冊。

性別や年代、人種や国籍を超えて普遍的に気持ちいいこと・ハッピーなことは確実に存在していて、なぜそれが共通した幸せたり得るのかのヒントにタッチできた点について、とてもよかった一冊。人類の幸福は、「先天的・原始的な一生物種としての幸福」と「後天的・文化影響的な社会によって規程・伝播した幸福」の掛け合わせで決まっていて、前者は無視できないと。

切り口は幸福だったけど、裏返しとして「不幸」や「忌避される行為行動」についても少し論じられていて、そこも面白い。”生き物として気持ちいい”というところを少しでも頭の片隅で意識できているかどうかは、人を相手にした商いをする上で重要なファクターだと感じた一冊。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: philosophy/thinking
感想投稿日 : 2011年5月31日
読了日 : 2011年5月31日
本棚登録日 : 2011年5月31日

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