ECサイト4モデル式 Google Analytics経営戦略 (ビジネスアスキー)
- アスキー・メディアワークス (2008年9月25日発売)
●GoogleAnalytics経営戦略
●戦略の策定
・他社が参入したがるような参入障壁の低い商品を取り扱うと価格競争に陥り、新規参入者が有利となる
・事業ドメインを細分化し、自社の優位性を生かせるターゲットに絞り込む
セグメンテーション:自社の見込み客をより詳細に分類すること
ターゲッティング:その中で自社にもっとも適した見込み客を選択すること
ポジショニング:自社を競合他社とは異なる特徴づけで認知してもらうこと
・商品定義の3要素(販売店主導で提供すべき価値がある場合の切り口)
コアベネフィット:狭義の商品、本体価値
パッケージング:見せ方、価値の方向付け
コミュニケーション:価値の伝え方、伝えるパターン
●Google Analyticsの仕組み
CookieとJavaScriptを利用してユーザのアクセス元やコンバージョンレートを分析できる
●ニーズとウォンツ
・"ニーズ"に応えられる商品より、"ウォンツ"に応える商品を提供するほうが購入してもらえる
・ニーズ商品の購入者は購入までに必ず他の商品との比較を行う
・消費行動の4モデル
単品・ウォンツ:指名買い型 :iPod, Wii, ルイ・ヴィトンなど
単品・ニーズ :単品リピート型:化粧品、健康食品、サプリメントなど
多品・ウォンツ:専門モール型 :本、ワイン、酒、自動車など
多品・ニーズ :総合モール型 :家具・インテリア、ファッション、フードなど
●リアル店舗
・リアル店舗では以下のような視点で来店者の動向を分析し、集客方法・品揃え・価格等に反映する
来店者数、性別比、年齢層、興味のある商品、来店時間、滞在時間
●分析内容
・Google AnalyticsによるSEMの流れ
1.アクセスルートとユーザを知る:セッション数、平均滞在時間
2.トップページの成否:テーマの伝達、アクションボタンの明示
3.出口の成否:コンバージョンレート、放棄率
4.リピート性:リピーター比率、リピート頻度
・コンバージョンレート
商品購入、会員登録、サービス申し込み、資料請求、問合せ等の目標を実行した割合
・再訪頻度を見て、数ヶ月間購入のない人にリピート促進をかけると効果があるかもしれない
・消費行動モデル
AIDMA: Attention, Interest, Desire, Memory, Action
AISAS: Attention, Interest, Search, Action, Share
AISCEAS: Attention, Interest, Search, Compare, Examination, Action, Share
・Google AdWordsのキーワードツール
http://adwords.google.co.jp/select/KeywordToolExternal より、検索キーワードのバリエーションを確認できる
・CPC広告やメルマガから誘導したユーザがどの程度収益につながっているかを見ることで、広告費を見直す指標が得られる
●分析方針
・ニーズ単品サイトではリピート頻度の分析が重要(ユーザー>セッションの詳細>リピート訪問数)
・売り上げ効率が下がってきたらサイト構成を見直す
●レコメンドの導入効果
商品点数が数千点を超えて、訪問者が興味のあるカテゴリの商品をすべて見ることが難しい場合に効果がでる
- 感想投稿日 : 2012年5月1日
- 読了日 : 2012年5月1日
- 本棚登録日 : 2012年5月1日
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