もっとあの世に聞いた、この世の仕組み

著者 :
  • サンマーク出版 (2013年8月1日発売)
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感想 : 38
4

悩みがある人が読むと良いと思う。

心配事など、自分が何か回答がえれなく、ストレスを感じたときに読むと気が軽くなるだろう。

p20
『般若心経(はんにゃしんぎょう)』では「不生不滅」とある。
生まれないから、死ぬこともないと。
命は分離も消失することなく、ただ脈々と生き続けている。
「生命」は、一つ、二つと数えられるようなものじゃない。以前から話しているとおり、「個別に分離された状態で存在する命がある」という認識や、「私の命(命を所有している)」「誕生と消失が可能な命」という観念自体が誤ったものだ。
p45 身体が命を失うのではありません。
  命が身体を失うのです。
  だからこそ、命である僕たちは、死ぬことができない。

p101
Q「苦進滅道」って?
A お釈迦様の説いた4つの聖なる真理(四聖諦)のこと。

この4つの心理を通じて人はさとりを開き、輪廻転生を
終えて苦から脱するといわれています。

苦諦(くたい):「人生は苦である」という事実を受け入れ
       知り尽くしなさい。
集諦(じったい):苦の根本原因(煩悩)がなんであるかに
       気づきなさい。
滅諦(めったい):苦の根本原因に気がついたなら、その
       原因を滅しなさい。
道諦(どうたい):右記を実現させる道があります。私の
       示す八つのこと(八正道)を実践して
       みなさい。

Qじゃ、その「八正道」って?
Aお釈迦様がお話しされた、涅槃(ねはん)に至る修行の基本、八項目のことです。

正見(しようけん):あらゆる先入観を捨て、ありのままを
        とらえなさい。
正思惟(しょうしゆい):世間一般の常識にとらわれること          のない、物事の本質を求める哲学
          者でありなさい。
正語(しょうご):真実を見抜けていれば、思い込みや嘘、
       無駄話や悪口などを語ることはなくなり
       ます。
正業(しょうごう):ワンネスを実感できていれば対立はあ
        りません。殺し合いや略脱などはもっ
        てのほか。
正命(しょうみょう):誰かを犠牲にすることなく、誰もが
         繁栄に向かうよう、いきる務めを果         たしたい。
正精進(しょうしょうじん)
過去の過ちに気づいたなら、繰り返すのはやめなさ  い。また、正しさに気づいたなら、続けなさい。
正念(しょうねん):肉体・判断・思考・物など、「さまざ        まな執着」が、苦を生じさせているこ
        とに気づきなさい。
正定(しょうじょう):禅定(瞑想)を会得なさい。「いま」
         にありなさい。

p106 何かをしようとするあらゆる意図が、すべて
   落ちきった状態のことを「瞑想」と呼ぶ。

雲 黒斎
 ありとあらゆるものに「意味」や「価値」を与えてい
 るのは自分自身なのだと気づいたら、そこから人生の
 意味や価値を書き換える自由を得ることができる。

p158 あらゆる状況を「マイナス」に自動変換して
    認識してしまう思考回路の存在に気づくこと。

p197 エピローグ

 「幸福」は、何かを得ることによって生まれるもので
 はありません。
 「不幸(満たされない気持ち)」の不在によってもたら
 されるもの。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年1月14日
読了日 : 2015年1月14日
本棚登録日 : 2015年1月14日

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