20世紀初頭におけるロシア・テロリストたちのお話
ある者は、支配者が奴隷を殺すように奴隷が支配者を殺してもよいのだと考える
神のもとの平等を信じる者は、
殺人者の罪が殺人者の命によってあがなわれるものだと
そう考える
主人公は、神を信じられない獣のような人間だ
にもかかわらず、たったひとつの愛を求めてさまよっている
重要なことは、この小説に登場するテロリストたちが皆
それなりの地位や収入を持つ中産階級以上に属しているということで
そこを忘れると、彼らの切実さの源泉がどこにあるのか
見誤るのではないかと思う
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- 感想投稿日 : 2011年8月19日
- 本棚登録日 : 2011年8月19日
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