The Da Vinci Code: A Novel (Robert Langdon)
- Doubleday (2003年3月18日発売)


キリスト教の神学知識があったなら、数倍は面白いだろう。表紙にモナ・リサの目だけが載っているのだけれど、彼女、目だけだと本当に気持ち悪いぞ。
実際ダ・ヴィンチの絵を見る機会に恵まれたこともあるけれど、こんな発想は爪の先ほども浮かばなかった。そしてラストはそうか、そうくるか。ラストに指摘されるものもこの目で見て触わってきたけれど、うーん。
変に恋愛的要素が絡まっていないのも読んでいて心地よかった。榎木津を彷彿させる人物が出てきたと思ったらそうそう京極流にはいかず、メリケンサスペンスに主役を食う脇役ヒーローはいらないようだ。この前作に当たるAngels & Demonsも面白そうだが、とにかくキリスト教の基礎知識や教養がないと面白味は標準値になりそうである。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
Mystery
- 感想投稿日 : 2011年9月11日
- 読了日 : 2004年3月
- 本棚登録日 : 2004年3月1日
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