好きあって結ばれた男爵エードゥアルトと妻シャルロッテ。
二人の住む館に男爵の友人の大尉と妻の姪オッティーリエが滞在し始める。
やがて、エードゥアルトはオッティーリエと、
シャルロッテは大尉と、それぞれ惹かれあう。
それはあたかも、化学反応の結合のように・・・。
といった流れの作品。
刊行は1908年。
いま読むと、登場人物の会話が不自然(基本的に長くてセリフ風)だったり、
地の文に作者が顔を出すところなど、古めかしいところはありますが、
抗いがたい愛の力に翻弄される人間の心理を描いた古典名作ではあります。
なお、
エードゥアルトはクズ
オッティーリエは(聖女のように描かれているが)ちょっとクズ
シャルロッテと大尉はまとも
です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
文学
- 感想投稿日 : 2019年9月8日
- 読了日 : 2019年9月8日
- 本棚登録日 : 2019年9月8日
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