白旗の少女

著者 :
  • 講談社 (1989年4月18日発売)
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ページをめくっていくうちに55年前の沖縄にタイムスリップした。
人に語りたくない過去をことばにする時の痛みが伝わってくる。人は自分自身がかわいいから,自分のためなら,赤ちゃんをおぶっている人だって子どもだって,同じ日本人だって殺す。7歳の少女は,ひとりでさまよい,奇跡的に生きのびる。死を覚悟して,ひっそりガマに残ったおじいさんとおばあさんが,ふんどしを食いちぎり,少女に白旗を作って渡す。『この世で一番大切なものは命です。』そう言って送り出したおじいさんとおばあさんのことばが沁みる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年1月3日
読了日 : 2019年1月3日
本棚登録日 : 2019年1月3日

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