妻を亡くし、男手ひとつで一人息子を育てながら、仕事も両立させようと精一杯頑張る刑事・大友鉄が主人公の警察小説。
可もなく不可もなく、と言えないんだな…気になるところが2点。
その1.謎掛けが見え見えなんだよね。先の場面で砕ける岩はこれですよと、予めその岩を他の岩と微妙に色を変えて描いているシーンをアニメで見ることがあるけど、あんな感じです。最初からコイツは怪しいよね、てあからさまに書いてるんだもん。話の先が朧げながらに見えつつ、読み進めました。多少頭を捻るトリックは警察小説のスパイスになると思うので、少し残念でしたね。作為的にそうしているのであれば、是非理由を知りたいな。
その2.途中で意味有りげに登場する新聞記者の沢登有香が、突然プッツリと登場しなくなった。個性的なキャラクターなので、後にどういう位置づけで再登場するのだろうと読み進めましたが、とうとう最後まで出てくることはありませんでした。彼女は一体なんだったの?
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年12月29日
- 読了日 : 2013年12月28日
- 本棚登録日 : 2013年12月28日
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