この人の描く作品はいつも生々しくて、変にリアリティがあって読むのが辛くなることが多い。
今回は初めての短編集だったが、相変わらず容赦なく読み手の心理に切り込んでくるあたり、著者らしい作品。
5編のうち最終編まで、読まなければよかったと思いつつ進んだが、最後にやっと少し救われてちょっとホッとした。
その辺り狙って構成もされているのだろう。
嫌いな作家ではないが、自分が精神的に参っている時には絶対読まない方がよさそうだ。
『雨のなまえ』
『記録的短時間大雨情報』
『雷放電』
『ゆきひら』
『あたたかい雨の降水過程』
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説(日本)
- 感想投稿日 : 2014年4月14日
- 読了日 : 2014年4月14日
- 本棚登録日 : 2014年4月14日
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