嵐が丘 (1960年) (岩波文庫)

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レビュー : 6
bokumacさん 文学   読み終わった 

「嵐が丘」に住むヒースクリフ氏のスラッシクロス屋敷を借りたロックウッド氏。怒りっぽく意地の悪いヒースクリフ氏。ある日ロックウッド氏は古い本に書かれたいくつかの名前を見つける「キャスリン・アーンショウ」「キャスリン・リントン」「キャスリン・ヒースクリフ」。そしてヒースクリフ氏の娘分の名前も「キャスリン」だった。そしてスラッシクロス屋敷に18年間住んでいるエレナ・ディーンはロックウッド氏に昔語りをはじめる。

おもしろいかおもしろくないかとなると、「おもしろくはない」でも読むのをやめようとは思わなかった。人々の台詞は人を貶す言葉ばかり。でも登場人物の狂気のぶつかり合いから目が離せない。
エミリ・ブロンテが残したただ一つの作品ということで、ヒースクリフとキャスリンがそこまで魅かれあった経緯はまったくわからないし(エレナ・ディーンが語っているという点から考えるとそれを知らないということかもしれないけど)所々状況がつかみにくいところもあるけど、ヒースクリフやキャスリンが語る狂ったような愛情を示す言葉の表現がおもしろい。
「一読の価値はある」作品だと思う。
(上巻)2010/01/11
(下巻)2010/01/28

レビュー投稿日
2010年1月14日
読了日
2010年1月14日
本棚登録日
2010年1月14日
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