やまだ眼

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本棚登録 : 360
レビュー : 48
ぼくさん その他   読み終わった 

最近佐藤作品から離れていたのだけれど、たまたま本屋で立ち読みしたら、いい!即買いしてしまった…。自分に返ってくる本。自分に「イタタ…」と確実にはね返ってきて、考えさせられる本です。佐藤さんのコメントが以前と比べて直球になってきたところも気になる。普段社会や企業とのやりとりで「うんざりだ!」と思うことも多いのでしょう、きっと。でも『バレンタインの正義』の話はちょっと違うんじゃないかなと思った。おすすめです〜

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▼内容<言い方

『“丁寧で謙虚な口調だけど、すごくずうずうしい事言ってる人にたまに会う。”〈解説〉話す内容と、その時の口調は、普通自然と合うものある。例えば、苦情を言う時は責め口調、愛の告白は甘い口調。もしそれが食い違うとどうなるか。「電車が遅れてどうしてくれるの」と甘く駅員に言ったり、目尻を上げて「お前のことが好きになったじゃないか!」と告白、等々。ここで面白いのは人は内容より口調を優先してまず判断するということである。自分という人間の生存に関わることとして、とにかく相手が敵か味方かお判断する必要から、人はまず調子(トーン)の把握を優先的に行い、時間的にも、内容的にも、言葉の理解が後に続くと僕は推測している。謙虚な口調だとそれだけでまず受け入れるモードになり…』(佐藤雅彦×山田一成:著 / やまだ眼 / P86)

「あんたの部屋臭うよ〜」とファブリーズは脅し、「子どもの不潔は危険よ〜」とビオレママも脅し、「キャミの時ワキ臭うよ〜」と8×4で脅し、商品を広告する。しかし、ユーモアで、可愛く癒し系で、さわやかな調子でそれぞれみせることで、調子(トーン)が優先され脅されてる感覚がなくなる。そう思うと「脅し広告」って多いよなー、改めて思う。「脅し広告」を否定してるってわけではなく、今更ながら、広告の『ベタ☆テクニック』になるほどーと思ったのであります。私も普段の口調や言い方、気をつけよう……

レビュー投稿日
2011年10月2日
読了日
-
本棚登録日
2007年3月30日
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