民族という名の宗教: 人をまとめる原理・排除する原理 (岩波新書 新赤版 204)

  • 岩波書店 (1992年1月21日発売)
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感想 : 27
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会話形式で分かりやすい。社会主義が必ずしも悪いわけではないと気付かせてくれる本。

学校で男子たちが群がる現象は人間だけのものらしい。日本は他の国に比べ男女不平等であり、男性優位な社会のため、人間らしいのか。人間自身は弱いので、集団を武器としたというが、現代社会は個人主義、個の時代になっているため、人間は自ら滅びようとしているのか。

別の視点から見た歴史の教科書のような感じがする。

大きな集団を作る民族と対極なのがユダヤ人らしい。調べたところ、現在ユダヤ人が多くいる国は、イスラエルとアメリカらしい。

中国やインドは人口が多すぎると思うが、どうやって無理やり国にしたんだろう。

制服の重要性を感じた。

言語の大切さを感じた。
中国もそうらしいが、日本の若者は昔の人よりだいぶ標準語を話す人が多いと思う。未来はどうなるのか。

現代、教育のおかげで、日本人の統一化はだいぶはかられていると思うが、日本はまだまだ遅れているので、他の国の人との統一化などははかられていないため、外国人労働者への差別がある。少子化も進んでいるため、日本存続のため、差別がなくなっていくのではないかと思う。

中国は社会主義の皮を被った資本主義国家だと、私は思う。経済の面では。コロナ対策では大いに社会主義の威力を発揮していたと思う。キャッシュレス化等のIT分野では社会主義は良い威力を発揮しているのではないか。中国は社会主義のいいところと資本主義のいいところをうまく取り入れていってほしいです。

韓国は宗教がさかんらしいが、日本と中国はさかんではないと思う。世界的には3国とも似たような国だが、違いはなにか。

著者は精神科医だが、この本に書かれていることはその分野とはまったく異なる。教養がありすぎる。

日本人は気づいていないが、日本は社会主義国だよ(笑)。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年3月1日
読了日 : 2023年3月2日
本棚登録日 : 2023年2月17日

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