猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)

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本棚登録 : 4191
レビュー : 531
著者 :
梶井綾さん  未設定  読み終わった 

190124*読了
小川洋子さんの小説は、静謐で穏やかなのに内容は突飛。どうやったら、こんな発想ができるだろう、と思います。
まず、唇がひっついたまま生まれてきてしまって、その手術の時に違う部分の皮膚を移植したせいで、唇から脛毛生えてくるって!それだけ考えたら、滑稽だし笑ってしまうのに、小川さんの文章だとそうはならないのが不思議。太りすぎてバスから出られなくなったマスター、壁に挟まって出られなくなったミイラ。どれも滑稽なはずなのに。
チェスの描写が巧みで、これだけチェスというゲームを文章で再現できるのも、やはり小川さんの才能ですね。目の前で試合が繰り広げられているよう。
奇異な才能を持った人、という点では、博士の愛した数式と近しいものもあるなぁと、読みながら思いました。

レビュー投稿日
2019年1月24日
読了日
2019年1月24日
本棚登録日
2019年1月24日
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