村岡花子さんの訳した本が「文学少女」シリーズで紹介されていましたが
それは都内で2館しか所蔵していないので、ではこっちで読んでみよう!と。
サッカレーを読むなら「虚栄の市」から読んでおくべきなんですけれどね。
よくありがちの王位を簒奪された王子と王女の冒険譚ですが、
敵役の愚かな王子と王女もとぼけた味を出していて、
コメディとしてほんわり読めば面白いかな。
努力や艱難辛苦を乗り越えたカップルには人徳と美が備わり
人はいいが愚かなものには、それなりの救いがあって
童話としてはなかなかホッとする終わり方。
所々風刺が効いた人物評価は、サッカレーの新聞記者としての
鋭さをも垣間見せているのかもしれませんね。
頭も神経も疲れちゃったなあという時に読んだので
あまり悩まず読めて、一休みといった感じでした。
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- 感想投稿日 : 2012年2月26日
- 読了日 : 2012年2月26日
- 本棚登録日 : 2012年2月26日
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