涯 (百年文庫 22)

  • ポプラ社 (2015年1月2日発売)
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本棚登録 : 61
感想 : 16
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異父兄弟 ギャスケル
美談のつもりなのだろうが、今日的に言えば「それでいいのかグレゴリー」って感じのひどい話でもある。しかしこの短編に人生を詰め込んでしまえる力強さよ

流刑地 パヴェーゼ
名前は聞いたことがある作家だが初めて読んだ。書き出しの段落なんかなんとも味があるが、この作品だけではなんとも言えぬな

碑 中山義秀
自分の祖父たちの生涯を取材して書いたとのこと。それであんな終わり方なのかな。
こちらも幕末を生きた兄弟の人生を中編にギュッと詰め込んで読み応えあり。今ではこういう小説が書かれることもあまりないよね

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2021年1月23日
読了日 : 2021年1月23日
本棚登録日 : 2021年1月23日

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