室淳介さんの「悲しき南回帰線」と読み比べしているのですが、川田さんのこの訳書は乾いている感じがします。読みやすいのかな?
この本はなんだ、そう問われると説明がしにくい。ただ、読み進んでいるうちに近代文明が自分の内部で壊れていく、そういった「悲しさ」を強く感じます。
いったい、この世界この文明この自分とはなんだったんだ、そういった末期のような悲しさが波打ってきます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
思想一般
- 感想投稿日 : 2011年12月17日
- 読了日 : 2011年12月17日
- 本棚登録日 : 2011年12月17日
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