不思議の国のアリス (新潮文庫)

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本棚登録 : 3367
レビュー : 322
制作 : 金子 国義  Lewis Carroll  矢川 澄子 
恵賭 -keito-さん 無印(-ω- )   読み終わった 

イギリスで有名な童謡や詩をパロディにしており、元ネタがわからないと当然読み飛ばしてしまうだけなので純粋な意味でこの作品を理解しているとは言えないのかもしれない。
(理解してなくても楽しむことは出来るけどね!)
原書では英語での言葉遊びが随所で散りばめられているらしく、この訳書でもなるべく日本語で言葉遊びを表現すべく努力を重ねられている印象はあるが、いまひとつピンと来ない。
わたしは理解していないが、様々な解釈や読み方の出来るところがこの本のベストセラーたりうる所以なのだろう。

登場人物は大抵ひねくれていてヒステリックで、相手を傷付けることに長けている。
逆に文章が良くできているとも言えるのかもしれないが、相手を尊重しない会話のやりとりに微笑ましいというよりは読んでいて苛々した。

案外子供というのは残酷なことを楽しむもの。
でたらめで、騒々しくて、気持ちを不安定にさせることが好き。
そう考えると、無邪気に楽しめない自分は他人を必要以上に鑑みる常識という曇りガラスに隔てられて、もはや子供の心を失ってしまったのかもしれない。

夢オチなので、最後は比較的温かい気持ちで終えられるのが救いだろうか。

レビュー投稿日
2011年6月7日
読了日
2011年6月7日
本棚登録日
2011年6月7日
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