歪んだ正義 「普通の人」がなぜ過激化するのか

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  • 毎日新聞出版 (2020年8月3日発売)
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自信の喪失、孤独・疎外感、精神病的性質。それらは適切なナラティブによって、惨めな惨状ではなく英雄の素質となる。
コミニケーションと自己実現としてのテロリズム。承認欲求がテロの要因だというのは新鮮で同時に凄くリアリティがあった。
思えば映画タクシードライバーもジョーカーも、自尊心の回復を求めて、絶望した孤独な男が社会とのコミニケーションとして事件(テロ)を起こす映画だった。テロを防ぐ一番の方法は不幸な人間を作らないことなのかもしれない。

チー牛や弱者男性をバカにしているとテロを起こされるかもしれないというようにも読める。
必読本だと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年5月23日
読了日 : 2024年5月23日
本棚登録日 : 2024年5月23日

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