人は環境によって作られる。
苦しみも哀しみも、辛いことも、傍で寄り添ってくれる人がいれば経験として成長するきっかけにもなるだろう。
愛されることで愛することも自然と覚えていくだろう。
でも、まったく愛されたことがない人間は、どうやって「愛する」ということを覚えていけばいいのか。
過酷な運命は涼に愛される機会を与えなかった。
誰も、自分すら大切に思えない涼にとって、優子の存在はたったひとつ・・・初めて見つけた居場所だったのかもしれない。
涼がひとりで小鳥に餌をあげる場面が切なすぎる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
サスペンス
- 感想投稿日 : 2017年2月17日
- 読了日 : 2017年2月17日
- 本棚登録日 : 2017年2月17日
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