GOTH 夜の章 (角川文庫)

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本棚登録 : 10625
レビュー : 975
著者 :
林檎飴甘さん ミステリー   読み終わった 

映画化もされているけれど、この物語の魅力はやっぱり活字で読まないと伝わらない部分がたくさんあるように思う。
昔から推理小説が好きだった。
事件物も好きだったし、ノンフィクションもたくさん読んだ。
「快楽殺人」を分析しているような周りから引かれるような内容かな?と思ったときは、カバーをかけて持ち歩いた。
本を読まない人たちにとっては推理小説とはホームズのようなものを連想するらしい。
最近では「ストロベリーナイト」のような猟奇殺人を扱った作品も珍しくなくなったけれど、10年前でも未成年者が嬉々として読むようなものではなかった。
少なくとも親には歓迎されなかったとは思う。
「GOTH」は年齢的にもぴったりの時期にめぐり会った物語だった。
森野夜と「僕」のやりとりが、わけもなくすっと胸に入ってきたことを覚えている。
やたらといろんなことに過敏になくせに、大切なことが何なのかをわかっていなかった時代。
好きなものに夢中になりながらも、犯罪小説を読みふけっていた時代。
あのころに比べて少しは大人になれたのだろうか。
若い世代には特に読んでほしいなぁと思う。
というよりも、若くなければ感じ取れない何かが詰まっている物語だと思う。

レビュー投稿日
2017年3月1日
読了日
2017年3月1日
本棚登録日
2017年3月1日
3
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