葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

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本棚登録 : 13994
レビュー : 2170
著者 :
林檎飴甘さん ミステリー   読み終わった 

王道ミステリーからは外れているけれど、外れているからこそ味わえる面白さがある物語だった。
探偵役を務める「俺」。
さくらやキヨシ、世羅や京。
物語の中で生き生きと、現実感のある彼らの人間性が描かれていく。
もしかしたらこの物語は、好みがはっきりと分かれるものかもしれない。
個人的には好きな物語となった。

中盤は少し中だるみのような停滞感も感じる。
だが、おおむね軽快に進んでいくストーリーと結末か?と思わせておいての二重構造。
そして「え、そうなの?そうだったの?」と驚かせてくれた壮大なオチ的結末。
途中までは違和感しか感じなかったタイトルが、読み終わったあとにはしっくりと馴染んでくるから不思議だ。

小説や漫画の映像化が流行っているようだが・・・というよりもオリジナルが書ける書き手不足とリスクを恐れる制作陣の思惑ゆえだろうが・・・この物語だけは絶対に映像化は無理だろうなと。
意外性ということを考えるとよく出来ている物語だった。

レビュー投稿日
2017年4月14日
読了日
2017年4月14日
本棚登録日
2017年4月13日
4
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