巡査の休日 (ハルキ文庫 さ 9-5)

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本棚登録 : 823
レビュー : 74
著者 :
林檎飴甘さん 警察小説   読み終わった 

道警シリーズの第4弾。
これまでの道警シリーズとは少し違ってガッツリと重い物語ではない。
ストーカーされていた女性・香里を護衛していた小島百合の活躍で逮捕された犯人が逃亡したことにより起こる様々な出来事を追っていく物語だ。
中盤ですでに怪しげな人物は浮き上がってくる。
前半で語られていたあるエピソードが犯人像と結びついて展開が読めてしまう。
最終的に逮捕された真犯人の叫びがこの物語で一番印象に残った。
手を差し伸べられる被害者と、誰も助けてくれない被害者。
その差は何だろうと…。
きっとそれは一歩踏み出す勇気なんだと思う。
もしもあのとき自ら立ち去らなければ。
もしもあのとき勇気を出してすべてを話していれば。
違う結末が待っていただろうと。

刑事たちにとって真の休日などないのかもしれない。
それでも、事件が解決しホッとする一瞬がある。
登場する刑事たちそれぞれの思いや果たす役割が軽い感じで読めるところがいい。
好きなシリーズだけに、まだまだ続いてほしいものだ。

レビュー投稿日
2017年4月8日
読了日
2017年4月8日
本棚登録日
2017年4月8日
3
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