江南行 (MFコミックス)

4.07
  • (23)
  • (16)
  • (19)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 107
レビュー : 16
著者 :
司真 澪 (しまみお)さん 三国志(コミックス)   読み終わった 

三国志ファン、特に呉のファンの方には是非よんで欲しい1冊です。呉ファンでなくても、モチロン三国志好きの方には読んで欲しい!
物語の主役は魯粛です。赤壁の戦い前に孫呉と劉備陣営と繋いだ人物で、周瑜亡きあとを継いだ呉の2代目軍師。その彼の目を通して呉の人々や諸葛亮、魏軍、はたまた山越の民族の考えや生き方が、静かで抑え目ながら流麗な調子で語られています。
三国演義と違っている正史の記述を丁寧に読み込み描き出された人物像は、等身大の彼らの姿が真に迫ってくるようです。
戦の華々しい面ではなく、時代の素地を追うようなストーリーは、ともすれば三国志の華麗な英雄達の物語にくらべて霞んでしまうように感じられるかもしれませんが、英雄伝ではない、人が生きるために必死で何かと戦っている姿を丁寧に描いてくれています。
物語は魯粛が周瑜と出会う頃から始まります。その後、魯粛は周瑜の誘いにより江を渡り呉へと仕官し、時代を経て赤壁の戦いまでがコミックスで展開されています。
ただ残念なことに、三国志マガジンでの最終話となった回がコミックスには収録されておりません。また上記の回は赤壁後の魯粛が信じる道を見失って途方にくれている処までで終わっており、物語として完結までいたっておりません。
三国志のファンの皆様には、ぜひこのコミックスを読んでいただきたいです。そして物語のその後を、私と同じように望んでいただけたら幸いです。
武将の活躍だけでない三国志世界をお楽しみ下さい。
【追記】携帯配信コミックスで1巻未掲載部分の回が読めます。「説三分」というコミックス名になってますので、各キャリアで「説三分」「コミック配信」で検索してみてください。(2010/12/07)

レビュー投稿日
2010年9月20日
読了日
2010年9月20日
本棚登録日
2010年9月22日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『江南行 (MFコミックス)』のレビューをもっとみる

『江南行 (MFコミックス)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。
ツイートする