オノマトペ 擬音語・擬態語の世界 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2019年12月24日発売)
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感想 : 1
4

面白かった。
オノマトペの世界へ、ラフに誘ってくれる、遊びに満ちた世界であった。まず、オノマトペを創って遊び、愛でて、その働きぶりを分析してみるーーそんな話である。

特に面白かったのは、最初のオノマトペは何か?という話題である。古事記に出てくる、世界の混沌をかき回す擬態語が初の擬態語らしいということである。それに関連して、古事記はまだ万葉仮名が確立していない時代であるにもかかわらず、オノマトペがわざわざ万葉仮名もどきで記載されてこといるということが述べられる。重要性が高い、固有名詞とともに、何かを伝える重要なものであると考えられていた、ということなのだ。

あと、私は普段から”もったり”という言葉を使うことがあって、周りから”ん?”という目で見られていたのだが、それにも仮説を出してくれている。

言葉の世界の楽しさを改めて感じさせてくれる本であった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 言語
感想投稿日 : 2020年11月23日
読了日 : 2020年11月23日
本棚登録日 : 2020年11月23日

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