アクロイド殺し (ハヤカワ文庫 クリスティー文庫 3)

  • 早川書房 (2003年12月15日発売)
3.94
  • (661)
  • (849)
  • (635)
  • (70)
  • (10)
本棚登録 : 7759
感想 : 709
4

真相に薄くベールがかかってはいるけれど
騙すような書き方はしていない。

住人たちから話を聞きまくっても
自分は決して多くを語らず
何かを掴んでいたとしても
誰に何を聞かれてもはぐらかし
真相を話すため主要人物たちを集めた場では
「早く犯人の名前言えよ!」と
ツッコミたくなる回りくどさで
犯人に間接的に語りかける。
引退後でも、あのポアロは健在だった!
核心には触れてないけど絶妙なバランスで
伏線がちりばめられていて
読み進めるごとにワクワク度が増す。

アガサ・クリスティーデビュー100周年。
2020年になった今も変わらず魅了し続けるって…
改めて考えると、めっちゃすごいことだよなぁ…


読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外ミステリー
感想投稿日 : 2020年11月29日
読了日 : 2020年11月21日
本棚登録日 : 2020年10月29日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする