友人にプレゼントする本を探して本屋を歩いていたら、
表紙のおさるさんと目が合って、
立ち読みしたら泣きたくなって、
つれて帰ってきたのがこの本です。
本の中の言葉は「ぎゅっ」しかありません。
あとは絵で表現されています。
ハグをしあう動物達はみんな幸せな笑顔を浮かべていました。
泣きたくなるほど愛にあふれていました。
原タイトルは"Hug"です。
私は原書は持っていないので、確認していないのですが、
おそらく中の言葉も"Hug"だけでしょう。
日本語の擬音語擬態語は便利で深いなと思います。
「ぎゅ」ではなくて、「ぎゅっ」なんですね。
ちょっとハグするを超えて、
愛情をこめて思いっきりハグをしていることが、
小さな「つ」でわかります。
「ぎゅっ」は近くにいる大切な人に愛を送る
一番の方法を表す音なのですね。
みんなが家族や恋人とハグをするのを見ているうちに、
ママが恋しくなってしまった、おさるのジョジョが
やっと会えたママは、大きく大きく描かれています。
ジョジョにはきっとママがこれだけ大きく見えたんだろうなって。
絵本の絵の存在感、そして、
こんなにも愛にあふれた笑顔を描けるんだと
教えてくれた1冊です。
温かくて、せつなくて、幸せで、泣きたくて、
何回も何回も読み返しています。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2010年7月24日
- 読了日 : 2010年7月24日
- 本棚登録日 : 2010年7月24日
みんなの感想をみる