スター・ウォーズ ジェダイの哲学 フォースの導きで運命を全うせよ

  • 学研プラス (2017年10月5日発売)
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感想 : 35
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スターウォーズを久々に見返したのをきっかけに読んだ本。思った以上にいいこと書いてあって面白かった。

バランス、というのが特に大きなポイントだと思った。善悪というものは絶対的ではないし、人の感情にもホワイト、ダークという二面のある。そんな中で如何にバランスを取るかというのが鍵。


以下メモ
・得意なこと、幸せなことをやる、自分に一番しっくりくるものを、それが、フォースの導きを
・悲劇も人生の一部、苦しみは必ずある。
・ストームトゥルーパーのやうに、己を放棄してしまった者は、他者から利用される人生を歩まざるを得ない。
天分があるのに、それを埋没させて他人の期待に沿って生きるのか、自分の思い通りに個性を生み出しながら生きるのか。
・やる、か、やらぬ、か。やってみる、などない。人は自分が信じていないことは達成できない。
・自分のどんな想念が、結果的に牙を向いてきたのか考えるべき。制御することを学べ。
・自分が何者かですら、自分が信じたものにほかならない。皇帝の右腕、機械であることを、受け入れたベイダーは自らそうなった。
・欲望、そして喪失への恐れは悪の木を育てる根である。
何が失うと、以前はあったのに今はない、ということに意識の焦点が定まってしまう。本当は誰もが完全なる存在なのに、たった一つ無くなるだけで無性に満たされなくなる。全てが不幸だと思ってしまう。そんな欠乏感から生まれるのが欲望。
・恐れることは恥ずかしいことじゃない。その感情を否定せず、認めてあげる、さすれば恐れは開放される。恐れはダークサイドへ通じる。恐れは怒りへ、怒りは憎しみへ、憎しみは苦しみへ。
・感情はきみの本質ではない。入ってきた情報に対して判断を下した結果、きみの価値観が引き出したものである。
・相手を屈服させる力は、まるで自分の価値が高まったような錯覚をもたらす。自分に正義ありと信じているときは無敵になったような恍惚感が得られる。
・見返す、認めてもらう、といった行為は、誰かに傷つけられたくないという恐れの裏返しであり、反転攻勢に出た怒りのパワー
・人は立場や視点が変われば抱く感情も変わる。どういう立場を選択するか。ダークサイドは誰の心にも存在する。それを利用ふるかしないかは自分の選択。
・極端にどちらかによると歪みが生まれる。共和国も帝国も、長く続いた自然の流れで歪みが生まれた。
・何かをしようとする必要はない。だれかの役に立つ必要もない。ただ無心に自分であり続けてさえいればいい。
・条件次第でかわったり、ピークを迎えたら冷めていくような感情を愛とは呼ばない。これは快楽。
・無償の愛による行動はジェダイの生き方の中心にある。しかし一日中他者に尽くす無私の生活をする必要はない、ここぞという時にできるかが大事。
・愛もバランス、誰かに愛のエネルギーを注ぐなら、自分にも同等のエネルギーを注がないと調和が保てない。
・守るとは、境界をもうけ、分離を深めること。壁を築き的を生み出すことである。これは世界が有限だという考えに基づく。
・ジェダイは無限の立場をとる。全ての命は一つ。
・今この瞬間に集中する。未来に思いを馳せることは、恐れを抱く最大の原因になる。未来はこの瞬間によって決定づけられるし、誰にもわからない。
・常に選択の自由がある。できないと思ったら、単にできるという考えを選択すればいい。頭の中で完結すること。自分が受け入れた考えは徐々に潜在意識に浸透し、現実となっていく。進むべき道は直感で全身の細胞で正しいと感じた方向でいい。自分の選択であればそれは間違いにはならない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年3月30日
読了日 : 2019年3月30日
本棚登録日 : 2019年3月30日

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