マンガでわかる素粒子物理学

  • 学研教育出版 (2013年9月11日発売)
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本棚登録 : 28
感想 : 3
3

コミックで物理学を紹介するという試みは面白い。
確かに、この一冊で入り口から現在の最先端の量子力学まで分かりやすく説明はされている。
また物理に子供が入りやすいように主人公を子供にしたのもわかる。しかし、実際に子供が読めるような内容ではないのに、ドタバタギャグのシーンが多すぎて読んでて疲れる。
きっちりと物理学について説明しようとする反面、無駄なギャグを多く入れているので画面の情報が多くなりすぎている。まるまる半ページが本筋と関係ない面白くもないドタバタが続いたりする。そのせいでかえって読みづらくなって、ギャグが足を引っ張る結果に。

普通に子供立ちの視線で描くだけで良かったろうに。
コミックで分かりやすく説明するという意図が見事なだけに残念。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 人文科学
感想投稿日 : 2017年3月19日
読了日 : 2017年3月19日
本棚登録日 : 2017年3月19日

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