まるで天使のような (創元推理文庫)

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本棚登録 : 219
レビュー : 30
制作 : 黒原 敏行 
boschさん サスペンス   読み終わった 

まったくストーリーを知らず読みだす。そして見事その読み方が楽しかった。
冒頭からの話の流れで、宗教集団内でのサイコ殺人事件かと思えば、田舎町の複雑な人間関係の中で起きた不正会計と事故死を巡るハードボイルト調になっていく。
しかしラストで話が大きくうねり予想外の真相が現れる。これはフィニッシング・ストロークと言うらしいが、見事にやられた。こういう快感は久々。

しかし、そこだけでなくそれまでの話の経過も十分面白い。良く練られているし、50年前に書かれた小説なのに全く古臭さが無い。会話もユーモラスでエッジが効いているし、テンポも良い。これは新訳というのもあるかもしれない。こんな面白い小説を今まで知らなかったとは。マーガレット・ミラーの名前は聞いていたけど、こんなに面白いのなら他の作品も読まないと。

レビュー投稿日
2015年11月19日
読了日
2015年11月18日
本棚登録日
2015年11月19日
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