鹿島茂が語る山田風太郎 私のこだわり人物伝 (角川文庫)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年5月25日発売)
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 山田風太郎を鹿島茂が語ってくれる。こたえられない好取り組み。
 司馬遼太郎と山田風太郎について、
「両方とも好きで同じくらい読んでいるという読者は極端に少ないはずです。私は、その数少ない例外かもしれません。」
 鹿島先生、私も例外です。
 上記引用文の少し後に言及される「別冊新評」では、「司馬の描くポジの明治に対し、山田の描くネガの明治」と、巧みに評していたはずだ。
 山田風太郎の面白さを構造主義の視点から分析してくれたのは有難い。なるほど、アナグラム。忍法帖の異色作『魔天忍法帖』など、歴史のアナグラムで書かれていた。
 後半の二短編はいずれも読んでいた。とりわけ後者の『伝馬町から今晩は』は強烈な印象で忘れがたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館
感想投稿日 : 2020年11月17日
読了日 : 2020年11月4日
本棚登録日 : 2020年11月3日

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