ジャズマニア、参考書マニアさんの本棚

事例を交えながら、初心者向けに丁寧に解説してあります。
本書は融資交渉に必要な分野をかなり広く考えており、企業の経営計画等に関しても有用な情報が掲載されています。よって、銀行と融資取引のない無借金企業であっても、本書は役立つと思います。
恥ずかしながら、McSSと経営自己判断システムの存在は、本書で初めて知りました。
これらを知ることができるだけでも、十分な価値があります。

能の謡は節がある。落語は節がないものの、口調のリズムの流れがある。なので、忘れないのだろう。
教えられたものを自分のものにする過程(守破離)の説明が興味深い。
落語家の文章は読んでいてリズム感があるものが多いが、本書も例に漏れない。

カテゴリ 教養

私には、なぜ、メタバーズに関して大騒ぎする人がいるのか不思議だった。
本書を読み終え、概略は理解することができた。
ただし、著者が考えるような未来が到来する可能性はきわめて低いと思う。
マクロ経済に対する著者の立場はありきたりであり、経済政策にかかわる主張には若干、がっかりした。

カテゴリ 経済

この分野は、ほとんどが米国で考えられた概念であり、本書では多くの場合、英語も表示されている(英語を表示しない不親切な本が多い)。
デザイナーとビジネスマンのマインドセットの対比の表を眺めるだけでも、本書は十分な価値がある(19ページ)。

優秀なコピーの実例が体系的にまとめられている。
特に、韻や反対語などのテクニックを扱った部分がよくできている。
各コピーに付けられた著者の解説も的確。
文章を書く機会の多い人に役立つ本。

「三幕構成」「15のビート」「感情曲線」の解説部分のみ読んだ。
漫然と映画等を見ていても、特別に意識しないとこうした構成のやり方に気が付かない。
私にとっては、とても有益だった。

地方の貸出はこの本の予測に比べて上振れ、預金は下振れしている。
この結果、預貸率は改善しそうなのが2024年時点の状況だ。
だからといって、地銀経営は楽観できないことには変わりはない。

2024年1月28日

読書状況 読み終わった [2024年1月28日]

個人的には、1960年を境に大家族制が崩壊し、核家族への移行が本格化したということが重要だと思う。
他の断層としては昭和50年(1975年)がある。
この年以降に生まれた人は、これ以前に比べて超安定志向に変化している。

対談形式は冗長だと思う。
自分なら、信頼を感情的要素と、論理的・合理的要素に分類したうえで、信頼の非対称性は前者から発生すると書くだろう。
思わぬ指摘があり(文明と信頼の関係、敵対関係から信頼関係を構築するのに必要な条件など)、十分有益で、満足した。

2024年1月27日

読書状況 読み終わった [2024年1月27日]

本書の本筋ではないが、結婚した男女と生家との関係の分類が興味深い。
日本が男系でも女系でもないことを明確に示している。
筆者によれば、祖先崇拝も感情的つながりを重視する日本ならではの慣習らしい。

金融検査マニュアル導入後、銀行の与信は格付中心主義になった。
本書は、格付の問題点を明確に論じている。
著者が対象とした企業は、都市銀行の取引先となり得る中堅企業であることを考慮すると、地銀以下の金融機関の格付与信がいかに危ういかが理解できよう。
本書を読むと、大手商社の与信審査体制が銀行に比べいかに優れているかがわかる。

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