桜の檻 (プリズム文庫) (プリズム文庫 si- 1)

著者 :
  • オークラ出版 (2006年7月1日発売)
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本棚登録 : 40
感想 : 3

タイトル:桜の檻
著者名:春原いずみ
イラスト:佐々成美
出版社/発売元:オークラ出版
シリーズ名:プリズム文庫
発売日:2006年08月 
ISBN:4775507931
税込価格:580円

■Story■
トップネイリストである修輔は、写真集撮影のため、
カリスマモデル『OZ』を担当することになった。
年齢・本名共に不詳のOZとの出会いは、
一気に修輔を高校生の頃の気持ちに引き戻した。
なぜなら、OZは初恋の義視にそっくりだからだ。
自分の前から姿を消した義視のせいで、修輔は本気の恋ができなくなっていた。
しかし、この出会いで、かつての気持ちがよみがえり―。


■カップリング■
【攻】秋葉修輔/あきばしゅうすけ(26)トップネイリスト
【受】西村義視/にしむらよしみ(31)元ヴァイオリニスト
   OZ・御厨義視/おずよしみ(年齢不詳)トップモデル


■感想■
淡い恋心を胸に抱え生きるってことは、刹那的だと思う。
何を見ても、聞いても…その当時のことが思い出してしまう。
そんな苦しい部分を早く切り捨ててしまえば良いのに。
修輔はそこから一歩も動けずにいる状況だが、
義視はきっとそうではなかったと思う。
嫌な部分もあっただろうが、それなりに楽しい時を過ごしていたのだろう。
それが生き人形になってしまったとしても。
再開するまでの間に、修輔のことを思い出したりしたのだろうか?
しかし我が子を売ってしまえる両親と言うのは…どう考えても理解ができない。
どんな形であれ義父に愛されたことは、一つの救いだったかもしれない。
これから、思いっきり楽しく愛しい時間を過ごしていくんだろうなと思う。
思いっきり笑う修輔と義視を見てみたい。
ちょっと可哀想だった御厨貴樹。
いつか彼を地に縫い止める人物が現れるんじゃないかな。
抱擁力があって、貴樹の我儘を受け入れてくれる大人な男性が!
これって…ちょっと読んでみたい!!!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2011年6月22日
読了日 : 2009年5月23日
本棚登録日 : 2011年1月29日

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