生きのびるための建築

  • NTT出版 (2010年3月26日発売)
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感想 : 8
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石山修武さんはおもしろい人だ。自称“建てない建築家”坂口恭平の師匠筋で、さらにその師匠は丹下健三の参謀もつとめた川合健二氏だそうで。

作っている建物とコンセプト、考え方を追っていくと、どう考えても建築界のアウトサイダー、サブカルのドンにしか見えない(間違っていたらすみません)。

著書「生きのびるための建築」では、ひととおり大家について語っているものの、一番影響を感じるのバックミンスター・フラー。最も偏愛してそうなのはヤニス・クセナキス……数学を媒介に、建築と前衛音楽を橋渡しした世紀の変態。

見たい建物が一気にふえた。まずは俊乗房重源上人の建てた東大寺法華堂と浄土寺浄土堂!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年11月8日
読了日 : 2015年11月8日
本棚登録日 : 2015年11月8日

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