ル・コルビュジェの評論集を斜め読みして頭に浮かんだのは、意外にも、律令制の時代に持ち込まれた都市計画のフォーマットに乗っかっていまだに変化を続ける、この京都という街の驚異だった。
やっぱり変だ、この街は。
コルビジェを語るうえでは「モデュロール」という「単位」は外せないようなのだが、京都の街の中からもさまざまな人間の生活に必要な単位が発見できると思う。
本の中身はちょっとまとまりを欠く感じがする。既出評論とインタビューの再編集だから、仕方ないのかもしれないけど。
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- 感想投稿日 : 2015年11月10日
- 読了日 : 2015年11月10日
- 本棚登録日 : 2015年11月10日
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