長かった、けれども一気に読みきりました。
上巻は元刑事の探偵が少しずつ事件の核心に迫っていくハードボイルド小説。
下巻はハードボイルドからノワールへと、主人公が徐々に追い詰められそして堕落していきます。
単純なハードボイルドで終わらない所が憎いです。
また、終わり方が良い。
思いを遂げてカタストロフを迎えるのでなく、
ズブズブと闇に堕ち続け終わる。
誰も幸せにならない所が逆に真実味があって怖いです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
馳 星周
- 感想投稿日 : 2015年10月12日
- 読了日 : 2015年10月12日
- 本棚登録日 : 2015年10月12日
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