ほぼ一冊表題作の読み応えのある話でした。真面目な学生と謎の儚げな少年、絵の美しさも相まってテーマもキャラクターも引き立ってとても素敵なんですが…
どこか不完全燃焼な感じがするのはやはり話の所々に曖昧さがあるせいでしょうか。
良い意味では余韻を残しているので読者に想像の幅を広げさせるという意味ではいいですし、このなんともいえず煮え切らない感じが好きというニーズも当然あります。ですが個人的にはここまでしっかりテーマがあって関係性も描かれているなら雰囲気で乗り切らず最後まで二人の関係を描き切って欲しかった感じはあります。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
Manga
- 感想投稿日 : 2017年1月31日
- 読了日 : 2017年1月31日
- 本棚登録日 : 2017年1月31日
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