マオリ族の神話をモチーフにした作品。
プリミティブアートを連想させる絵が魅力的。
傍若無人な古代の太陽を、勇敢な若者が服従させる英雄譚だが、その決め手になるのが、魔力を持った祖父の顎の骨というのが印象的。
自然を上手く利用して生きる為には、先人からの言い伝えを良く守る必要があるという、教訓にも思える。
福島第一原子力発電所の被災と考え合わせて、子ども達にもエネルギー問題に興味を持ってもらう、きっかけとなりそうな絵本です。
年長児~小学校低学年への読み聞かせにオススメです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2011年4月22日
- 読了日 : 2010年12月7日
- 本棚登録日 : 2010年12月7日
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