奇想な小説。あるいは土着の民話のスタイルを借りたナンセンス小説。すき放題書いている。
想像を絶するクリーチャーが続出し、ジュジュ(呪術パワー)を駆使して難局を切り抜ける壮大な冒険譚。
夫婦で長い冒険の旅を続けるのだが、道中で妻をいたわり助け合う場面が多く、妙に夫婦の絆が深いのがおかしい。
明るさと残酷さが土の匂いと入り混じって醗酵している。
アニメ化したら楽しいんじゃなかろうか。そう、活字の想像力を超えていて、口伝の大法螺物語の感がある。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2015年11月15日
- 読了日 : 2006年8月24日
- 本棚登録日 : 2006年8月24日
みんなの感想をみる