コーヒーと小説 新装版

制作 : 庄野雄治 
  • millebooks (2021年11月17日発売)
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本棚登録 : 71
感想 : 3
4

コーヒー好きな店主がコーヒーを飲みながら読んで欲しいと作った短編集。
ちょこりすさんのレビュー見て読んでみました。今まで読んだことのない作品ばかりで面白かったです。
中でもやはり江戸川乱歩の『日記帳』は恋愛✕暗号ミステリーという乱歩さんならではの作品でオススメです。人の日記帳を読むというドキドキ感も加わり面白かったです。
岡本太郎さんの母、かの子さんの『鮨』も妙に印象に残り、太宰治未完の『グッドバイ』は今でも通じる軽さがよかったです。

個人的には、ネコの耳に異様に執着する男を描いた梶井基次郎の『愛撫』がツボでした。レモンを爆弾に見立てた人だけあってさすがの奇妙さです。
装幀も絶妙で、持ち易いサイズ、雰囲気ある書体、適度な厚さの紙、そして物憂げな表紙の女性…電子書籍では出せない味ではないでしょうか。
コーヒー屋さんのこだわりが感じられた一冊でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年9月1日
読了日 : 2022年9月1日
本棚登録日 : 2022年9月1日

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コメント 2件

ちょこりすさんのコメント
2022/09/02

レビューを参考にして下さって光栄です!
ありがとうございます。

どれも面白い作品でしたよね!
『日記』を機に乱歩作品も読みたくなりました。
この本を作られた方のこだわりが詰まってますよね。。
素敵なコーヒーのお供になりました。

lemさんのコメント
2022/09/02

ちょこりすさん
コメントありがとうございます!
こちらこそ良い本を紹介していただきありがとうございました。
 
どれも読んだことのない面白さでした!
乱歩さんはたくさん著作があるので迷いそうですね。
今後ともよろしくお願いいたします。
 

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