文系、理系の枠を超えてしっぽを研究する研究者のしっぽの概説書。しっぽの知見が簡単に紹介されつつ、研究生活なども少し書かれている。
やはり驚きは、人間が進化の過程で喪失したしっぽは、二足歩行と関係がない、という点。人類学や解剖学などいろいろあるものの仮説の域を出ていない。いまだ謎というのは面白い。また人間は胚から胎児に成長する過程で一瞬、しっぽが生えて、またなくなっていくらしい。
人間が突然変異でしっぽができているのも、著者の解説によると、進化の過程の「しっぽ」とは関係がないとのこと。しっぽは謎が多い…
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- 感想投稿日 : 2025年5月12日
- 読了日 : 2025年5月12日
- 本棚登録日 : 2025年5月6日
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