レファレンスと図書館 ある図書館司書の日記

著者 :
制作 : 小林昌樹 
  • 皓星社 (2019年11月21日発売)
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本棚登録 : 410
感想 : 25

『ある図書館相談係の日記 都立中央図書館相談係の記録』の増補版。昔図書館で借りて読んだが、今回は購入。索引や当時の都立中央図書館のレファレンスマニュアル、国立国会図書館小林晶樹氏の解説対談もある。以前も読んでレファレンス事例に驚いていた。今回は著者の特別区協議会調査部での調査事例に特に驚く。特別区協議会は各区の行政問題の協議や財政調整などを行うところであり、協議する上で様々な資料が必要だった。そこで著者は事前に協議会で設定されたテーマを調査し、論文・記事検索、調査レポートの作成、重要な論文・記事等のコピーを付けたそう。図書館司書の本気度がうかがえる。自分もそれぐらいしないと…。所蔵目録を「小説のように読め!」というようなエピソードもかなり好き。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館
感想投稿日 : 2019年12月29日
読了日 : 2019年12月29日
本棚登録日 : 2019年12月26日

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