赤毛のアン (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2019年7月10日発売)
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本棚登録 : 111
感想 : 13
5

いわずと知れた有名作
時を超え読み継がれる世界的名作
主人公の魅力、舞台風景描写、話運びの上手さは
その名に違わぬ素晴らしさ
訳者も愛のこもった元ネタ解析ぶりで
捜索苦労話も微笑ましい
アンの11歳から14歳くらいまでの内容は
まさに「世界名作」としか言いようがなく
そこで完結していればと余計なことを思わないでもないが
それでもなお歴史的傑作には違いない
アンの心情よりもマシューやマリラの視点にたち
さらにリンド夫人やミス・バリーのような一歩おいた立場で
この主人公の世界と作者の描く夢を眺める視点に立つとき
それでもなおその狭い世界の豊さ眩さが目に残る

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年7月13日
読了日 : 2020年7月12日
本棚登録日 : 2020年7月5日

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