満願 (新潮文庫)

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本棚登録 : 3140
レビュー : 353
著者 :
bukuroseさん 本 小説(犯罪もの)   読み終わった 

NHKドラマの「夜警」「満願」を見て興味を持ち読んでみた。

「夜警」も「満願」もほぼ原作に忠実にドラマ化されているのが分かった。60分という短い時間の緊張感が短編でも味わえた。TVでは見逃したが「万灯」でのバングラディッシュでの天然ガスをめぐる商社マンの話は長編ドラマにしてもおもしろいかもと感じた。

一番最後でガクンとやられたのは「関守」。山姥みたいな話でけっこうオチとしてはある話なのかもしれないが、伊豆の暗い細い峠道にある侘しいドライブインに、樹木の枝葉の暗がりと夜の薄闇が忍び寄ってくる空気を感じた。

あと「死人宿」では”栃木は八溝の山深く”の温泉という、かなりなマイナー設定。栃木というと那須、日光はポピュラーだが八溝は茨城県境の割と低い里山という感じなのだ。米澤氏はどこで知ったのか。

「柘榴」はけっこう粘っこい内容。

続編で残りの3つもドラマ化されないかな。

2014.3新潮社 単行本で刊行

レビュー投稿日
2018年8月26日
読了日
2018年8月26日
本棚登録日
2018年8月16日
2
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