全1卷。
写楽をめぐるお話。
著者の代表作「髪結い伊三次」シリーズの
人情味溢れる作風を想像していたら
結構堅めでとまどった。
ミステリーの定番テーマ、
写楽は誰だをテーマとしながら、
葛飾北斎ら当時を生きる
そうそうたるキャラクター達を描く
史実を基にした物語。
当時、商業的に写楽は失敗だったとか、
同世代の大衆文化のスターとか、
「へーっ」てなること多く、興味深かった。
が、
物語の主役を、登場人物から登場人物へ
受け渡すような構造の中で、
いちいち彼らのバックボーンを全部説明するので
あまり知識が無い自分にはわずらわしかった。
キャラクターを愛すというより知る感じ。
表紙は好き。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史小説
- 感想投稿日 : 2013年2月14日
- 読了日 : 2013年2月14日
- 本棚登録日 : 2013年2月14日
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