全3巻。
歴史ミステリー作家、
今度は忠臣蔵。
まあ、年末だし読んでみる。
忠臣蔵とは何だったのかを、
著者らしい切り口で探る
新しい忠臣蔵。
浅野内匠頭がなんで吉良にキレたのか、
そう言われるとなんでだろうと思った。
が、
あいかわらずというかなんというか、
謎解きがいまいち盛り上がらない。
結局「ん?」って感じが少し残った。
で、
じゃあ謎解き以外の、小説としてはってなると、
こっちも「ん?」な感じ。
物語の鍵になりそうな大きなフィクションを設定するも、
上手く使うこと無く尻すぼみに消費する。
あいかわらずツメが甘い印象を受ける。
黒幕にされることの多い柳沢保明が、
なんか悪いヤツじゃなかったり、
内蔵助像も少し新鮮だったり、
キャラ造形は結構好きだった。
毎度思うんだけど、
もっと面白くなりそうな設定なんだけどなあ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史小説
- 感想投稿日 : 2012年1月5日
- 読了日 : 2012年1月5日
- 本棚登録日 : 2012年1月5日
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